KuCoinの凍結が特徴的な理由
KuCoinは長らく認証の緩い取引所でしたが、規制要件の厳格化に伴う負担を、古くからの利用者に転嫁しています。完全なKYCが済むまで出金が止まり、情報に不一致があれば資金の出所の確認まで進みます。もう一つの典型的な引き金は、取引所がサービス提供をやめた国・地域からのアクセスです。この場合、制限付きの出金しか認められません。
対応の手順
- 求められた水準のKYCを、実際のご本人の情報で完了してください。古い口座を他人名義の書類で通そうとすれば、一時的な凍結が確実に恒久的な凍結へ変わります。
- KYC後に資金の出所を求められた場合は、当事務所の解説に沿って資料を揃えてください。古い口座で決め手になるのは、入金した当時における資金の由来を示す記録です。かなり以前のものでも構いません。
- 国・地域を理由にサービスを打ち切られた場合は、送金する前に出金経路を書面で確認してください。「制限対象国」向けには機能しない経路があり、資金が送金の途中で滞留します。
- エスカレーションは正式な請求書面で。KuCoinは、ライセンスを付与した法域の規制当局への申立てに言及されると、チケットよりも明らかに早く反応します。
なお、長期間放置していた口座の再確認と出金保留は、国内の暗号資産交換業者でも生じます。ビットフライヤーやbitbankでも、休眠口座の再度の取引時確認や、大口出金時の確認が行われます。
よくある質問
KuCoinが出金にKYCを求めてきますが、応じる義務はありますか?
形式的には、利用規約とAML要件に基づく取引所の権利です。選択肢は二つしかありません。確認に応じるか、請求手続を通じて出金を求めるかです。後者は時間がかかり、保証もありません。
KuCoinの審査中、資産はどのくらい留め置かれますか?
KYCは数日、資金の出所の確認は資料が揃っていれば2〜6週間です。
口座凍結の診断 — 5つの質問
コンプライアンス審査・オフボーディング・外部要因による凍結のどれに当たるかを判定。週ごとの対応手順と難易度の目安が2分でわかります。